ろぉ~茂木さんと辻さん!
(たぶん)2017年11月25日から販売の「ふぃ~らあ倶楽部2017/12・2018/1号」に東京四谷三丁目、青森居酒屋「りんごの花」の女将、茂木さんと(十和田市出身)と昨年青森県弘前市に移住し若者の交流場所「コラーニングスペース」を運営している辻さん(奈良県出身)が登場!
またまた今回も、いい話っこだんだ…
で他にも来年1月から青森駅前アウガに一部機能移転する青森市役所のことも掲載されています。
ぜひ、ご購入下さいね!(じん)
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10年、20年後の弘前を引っ張る 若者を育てていきたい
辻正太さん(35)
奈良県出身、弘前市在住
コラーニングスペース「Heart Lightning Station 弘前(HLS弘前)」管理者
・プロフィール
西大和学園高等学校(奈良県) → 東京大学教育学部 → 私立の中高一貫校で教諭(埼玉県) → 株式会社BOLBOP(東京) → 弘前市に家族で移住 → コラーニングスペース「Heart Lightning Station弘前」オープン[いまココ!]
☆「短命県の青森」に関心 教職を辞めて家族とIターン☆
埼玉の高校で保健体育の授業をしていた頃、平均寿命に関する単元がありました。妻が鯵ケ沢町出身だということもあり、生徒たちには冗談で「いつか青森に行って、短命県の状況を変える!」と言っていましたが、ご縁やさまざまなタイミングがつながって本当に青森に来ちゃいました(笑)。11年間学校に勤めるうち、学校外での人材育成に関心が高まり、2016年にコンサルティング会社に転職。リモートワークの準備を進めて、同年7月に弘前に移住しました。
☆桜つながりの弘前へ 人が集まる「場」を作りたい☆
弘前は、地元の奈良県吉野と同じ桜の名所。移住当初、仕事で会っていた桜守りのおじさん2人しか知り合いがいませんでしたが、グイグイいろんな人に会いに行き、何を求めているのかを聞きまくっていたら、「まちづくり」「まちそだて」を実践している人はたくさんいるけれど、それぞれが目に見えて有機的につながれる場がないんだよね、という声を耳にしました。だったら、その「場」を作ろうということで、学生と社会人が学び合えるコラーニングスペースを作りました。
☆小さな成果積み上げて 少しずつ信頼を☆
弘前大学のコラボ弘大で月2回開かれている「やわラボ」に参加したことで、学生や社会人などたくさんの人とのつながりがグッと広がりました。弘前は“勝手に紹介”してくれる(笑)温かい人たちが多く、移住から9ヶ月後に開催したHLSのオープニングイベントに集まってくれたのは、なんと65人!! 移住当初、地域を巻き込むイベントの企画に最初は同意してくれたものの、実際に動かそうとすると一気に人が引いてしまい、大変な思いをしたこともあります。でも、一つずつ小さな成果を見せることで少しずつ信頼してもらえるようになったかと思います。
☆可能性と視野を広げ チャレンジする場に☆
サードプレイスというか、HLSが新しい事にチャレンジする場になれば。社会人や定年後の第二の人生に向けてチャレンジする場としても活用してほしい。学生の多くが安定志向なので、自分の可能性を閉ざさず、視野を広げられるよう、いろいろな職業の人を呼んで話が聞ける機会を作っています。
一度県外に出てもいい。帰ってきた時、あるいはいつかどこかで弘前のために何かする人が増えるような循環と、10年、20年後に弘前を引っ張れる子たちを育てたい。話は壮大ですけど、一人ひとりに働き掛けながら変えていければいいですね。(取材・文:小畑智恵)
◆じんじんの「イイんでねぇが〜」
Iターンした辻さんが、学生と社会人が一緒に集える「サードプレイス」という場を作るって、スゴイことですね。この場での出逢いをキッカケに、どんどんステキな活動がつながっていければいいですね!
青森の食の豊かさ、絶賛PR!! 食べて、知って、行って欲しい
茂木真奈美さん
十和田市出身、東京都在住
青森PR居酒屋「りんごの花」女将
https://www.facebook.com/ringonohana/
・プロフィール
三本木高校 → 静岡県立大学食品栄養科学部 → 食品製造会社(神奈川県) → スーパーで総菜開発(神奈川県) → 冷凍食品会社(神奈川県) → 青森PR居酒屋「りんごの花」(東京)[いまココ!]
☆「青森は何がある?」 知られていない食材☆
食品関係の勉強をしたかったのと、青森を出たかったから(笑)静岡の大学を選びました。管理栄養士の資格を活かして食品の製造販売の会社で商品開発をしていた頃、全国に出張した時に出身を告げると「青森って何があるの?」と聞かれました。青森には長芋やホタテなど生産量が全国トップクラスの食材がたくさんあるのに、意外に知られていないことに気がつき、「もったいないなぁ」と思いました。
☆東北新幹線新青森駅開業を機に 青森PRの居酒屋を開店☆
30代半ば、自分の将来を考えて女性起業塾を1日体験した時、自分の中のキーワードは「食と青森」だと気付きました。同僚の飲み仲間で、青森にも出張して人の良さ、食の豊かさを知る小池政晴さん(神奈川出身)と「青森をもっと知ってもらおう!」と盛り上がり、東北新幹線の新青森駅開業から間もない2011年1月に青森PR居酒屋「りんごの花」をオープンしました。
でも、開店2ヶ月後に東日本大震災が起こり、予約が入っていた歓送迎会はすべてキャンセル。流通にも影響があったのでしばらく苦しい経営が続きましたが、徐々に売り上げも上向きました。滑り出しから厳しい洗礼を受けたので、その後は、もう怖いものナシです(笑)
☆食材の9割以上が青森県産 もちろん地酒も!!☆
青森食材の美味しさと種類の多さを首都圏の人に知って欲しいのと、青森県内にお金を落としたいから、野菜、魚、肉など食材は9割以上、県産品を仕入れています。日本酒も焼酎もお茶も県内産。宅配便で複数個所から送ってもらうので送料はかかるけど、素材の鮮度がいいからロスも少ない。年間1000万円くらいは県内に落としているかな。
お客様の7割は青森県人ではない方。小さなお子様連れのご家族が、東北新幹線のポスターを見たことで実際に青森に行かれて、そのご報告に来てくださったことも。首都圏の方が青森に出かけてくださると嬉しいですね。
☆高校同窓会の利用も多く 筋子納豆ご飯が人気☆
2018年1月で丸7年。小池店長がメニュー化した「筋子納豆ご飯」がブレークして看板メニューが増えたし、テレビや雑誌などメディアにも取り上げてもらえるようになり、ありがたいです。県出身の方、青森ファンのお客様も多いので、毎日が楽しい。
青森県内の高校同窓会や団体の方が忘新年会などに使ってくださるなど、青森と首都圏の県人の皆さんに育てていただいていることに感謝しています。こぎん刺しワークショップや津軽三味線ライブなど青森の文化に触れてもらう機会も作っていますし、ねぶたなど祭りに合わせて青森ファンをお連れするツアーも実施しています。そろそろ「次のステージ」を考えているので、ご期待ください!!(取材・文:小畑智恵)
◆じんじんの「イイんでねぇが〜」
青森県に年間1000万円を還元!!ありがたいことです。茂木さんの熱意と行動で元気づけられる方々がたくさんいると思います。こうしたお店、どんどん増えてほしいですね。茂木さん、頑張れ!!