赤坂さんと後藤さん!!
ふぃ~らあ倶楽部8・9合併号「あおつな」企画に青森県十和田市出身、
首都圏在住の赤坂さんと青森県南部町にUターンしてきた後藤さんの青森に対する想いを込めたインタビューが掲載されました!!
お二方とも、青森県から離れても、帰ってきても「自分がやりたかったこと」にチャレンジしています。
自分と青森の未来のことを考えた、とってもステキなメッセージでした…オジサンも負げでらいね!
(神)
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得意なスポーツで町を元気に!
後藤欣司さん(南部町出身、南部町在住、新聞販売店手伝い)
・プロフィール
青森高校 → 順天堂大学 → 警視庁勤務 → Uターンして実家の新聞販売店手伝い(南部町) → 仙台出身の女性と結婚 → 「名久井岳トレイルラン」開催などスポーツで町を振興(南部町)[いまココ!] → スポーツでもっと「何か」を!
☆「社会のためになってる?」 ひたすら剣道続けた日々に疑問☆
中学校から始めた剣道で強くなりたくて、強豪校の青森高校へ。順天堂大学でも剣道を続けて警視庁に就職。仕事の半分は剣道をしていましたが、「社会の役に立つには、剣道を活かして何か違うことをしたほうがいいのでは」と、悩むようになりました。東日本大震災が引き金となって母が体調を崩したこともあり、3年足らずで退職し、実家に戻りました。
☆嫌いだった家業を継ぐ今 消防団に入り輪が広がった☆
今は、家業の新聞販売店を手伝っています。子どもの頃、夜8時には寝て、4時に起きて宿題をし、5時くらいから配達を手伝っていましたが、イヤでしたねぇ(苦笑)。その仕事を今は継いでいるんだから、人生って分からないですね。
「戻ってきたワゲモノがいる」と聞きつけた消防団員が勧誘に来たので、入ってみました。友達ができたし、地域を巡回することで町のこともわかるようになってラッキーでした。
☆地域のスポーツクラブで指導 「やりたかったこと」が実現☆
南部町では少子化で学校の部活動がなくなり、代わりに総合型地域スポーツクラブがあります。その事務所を訪れた時、いたのはおばさん2人。スポーツを指導できるのか、疑問に思って話しているうちに「バスケットの指導に来てくれ」と(笑)。大学で教員免許を取っていて、教育に関わりたい気持ちもあったので、週4回のボランティアですが、子どもたちに教えるのは楽しい。帰ってきた場所で、期せずして「自分がやりたかったこと」が一つ実現しました。
☆トレイルランニングで人の輪
多くの人の「居場所」に成長☆
2014年に「名久井岳トレイルランニング」というイベントを始めました。兄の誘いで始めたトレイルランが、地域のつながりが増えたことで大会開催に発展しました。100人だったランナーは今年、子どもたちも入れて180人になり、ボランティアスタッフ100人が手伝ってくれました。
支える、応援するなど、大会には様々な関わり方ができ、「友達が増えた」という人もいて、多くの人の「居場所」になってきたようで嬉しい。今後は運営できる人を育てつつ、自分は別の「スポーツを軸にした何か」を作ってみたい。目標に向かって頑張ろうという思い、見守る側の感動を引き出す力があるスポーツを通して、できることはまだまだありそうだから。(文:小畑智恵)
*写真は、2016年6月のトレイルランニングの大会の様子。ゴールでは、スタッフが「おかえり〜」と声を掛け、ハイタッチでランナーを迎えます。
今の青森」知り、つながり強めたい
赤坂優実さん(26歳、十和田市出身、千葉県在住、医療機器商社の営業担当)
・プロフィール
三沢商業高校 → ノースアジア大学(秋田) → 宇都宮大学に編入(栃木) → 医療系企業の営業担当(東京)[いまココ!] → 30歳までに、Uターンするか決めたい
☆増える街中のシャッター 「何とかならないかな」☆
地元商店街のシャッターが増える状況を見て、「何とかならないのかな」とずっと思っていました。父がホテルマンだということもあり、観光について学びたくて観光科のある大学へ。でも、周囲との意識のズレを感じて宇都宮大学国際学部に編入。入ったゼミは地域に入り込んでのフィールドワークが課題でした。青森県出身者として「青森が抱えているもの」を知らなければいけないと考え、六ヶ所村に計3週間ほど住み、核燃料サイクル施設に反対の人、賛成の人に話を聞きながら社会の動きや地域について考えました。その延長線上で、東京本社の医療機器商社を選びました。
☆在京青森わげもの会で仲間つくり 地元貢献の「ギフト」準備中☆
東京に住んでいても、いつも青森のことが気になります。ネットで同じような思いを持つ弘前市出身の工藤駿君と知りあい、参加資格29歳以下の「在京青森わげもの会」を作りました。みんなで話し合う中で、地元の商品を販売するカタログギフト作りに挑戦することに。クラウドファンディングで資金を募ったところ、予定外に60万円も集まり、皆さんの期待の大きさに責任を感じています。県内の生産者さんにご協力いただきながら、秋頃から販売できるよう進めています。
☆都会の生活は自分にとって「違う」 地元に帰るか、30歳までに決める☆
30歳までに、地元に帰るかどうか、決めるつもり。都会の生活は、自分にとって違うと思っているから。もしも結婚などで東京にいることになったら、2拠点居住がしたい。自分のスキルや東京のネットワークを活用して生業を作るアイディアもいくつかあります。
青森と関わるには、自分がもっと青森で時間を過ごし、「今の青森」を知らないといけない。たびたび帰省してはいますが、自分が知っているのは「高校時代までに見た青森」。青森をより具体的に応援するため、ここ数年で県内との強いつながり、活動の基盤をつくりたい。
☆中高校時代からのブラバンが支え 自分が育った青森のために、何かを☆
中学校から始めたブラスバンドが大好きで、今も柏市のバンドに所属して毎週練習に参加しています。みんなで力を合わせていい音楽を作った部活動での経験が自分の中ですごく大きく、大切な支えになっています。だから、そんな時間を持てた青森、仲間たちがいる青森のために、自分の時間を使っていきたい。(文:小畑智恵)
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在京青森わげもの会